システム開発会社との正しい付き合い方

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最近はコンサルティングサービスの問い合わせを頂く機会が多くなってきた。

様々な問い合わせを頂くことが多い中で、システム開発会社との付き合い方が上手でない人が多いなという傾向が感じられる。一方でシステム開発会社側からのご相談も頂くケースが増えつつあるが、上手くクライアントニーズを拾えてないなという印象を持つことが多い。

モバイルマーケットが伸びる市場環境にも関わらず現場で起こるこのジレンマは市場全体のスピード感の大きな妨げにもなると感じられる為、ここでは上手なシステム開発会社との付き合い方について意見を述べたいと思う。

【システム開発会社と上手に付き合う3つのポイント】
①極力イメージを「絵」に落とすこと
クライアント側がモバイルやインターネットビジネスをスタートする際には当然ながらざっくりとした企画構想があると思われる。現場担当者の方が自分でやりたい自主企画のケース、会社から求められて企画を考えなくてはいけないケース等、シーンは様々であると思われるが、企画の構想はなるべく「絵」に描き、可視化しておいた方が良い。決してこれは優れたパワーポイントの企画書である必要はなく、あくまでイメージが伝わればよいのだ。この「絵」が具体的であればある程ある程度経験のあるシステム開発会社であれば見積を起こし易い。
②業務の切り分けを明確にすること
次に重要な事は自分達でやることと、システム会社に委託すべき事を明確に切り分けること。クライアント側では当然ながら既存事業の仕事をやりながら、並行して企画を進めることが多いと思うが、専門知識が必要な所は極力システム開発会社に委託した方が良い。しかしながらきちっと自社で溜めるべきノウハウは自社で形にしていくことが重要。モバイルで言うとコンテンツや顧客データマーケティング等はクライアント側で管理して言った方が望ましいケースが多い。
③事業計画を明確に立てて極力それを伝えること
ビジネスモデルや事業計画を明確にし、どこで儲けていつ黒字化したいかの計画をしっかり立てること。システム開発に専念する会社は自分達の作業ベースで考える傾向が殆どであるが、これだとクライアントニーズにこたえられないケースが多い。従ってクライアント側はこの事業計画(特に黒字化計画)をしっかりとシステム開発会社に伝えれば、それなりに受け側も計画を考えるし、コスト削減方法も前向きに検討してくる可能性が高まるわけである。

この上記3点がきっちりと明確になればシステム開発会社も動きやすく、クライアント側も当初のシナリオ通りシステムが出来上がり易くなるというわけである。

残念なことに未だにシステム開発会社では見積依頼を受けた時に上記ポイントを外してただ自分達の掛る費用を述べる傾向が大半であることが多い。勿論人月ベースで出さざるを得ないケースもあるが、上記ポイントを加味されない見積はあまり意味がないし、それであれば見積作成すること自体辞めた方が良いと思う。(見積を作ること自体が大変なことは我が社だって例外ではない。)

本来は、開発責任者が上記クライアントニーズを理解するのが一番良いのであるが、職人気質が多い傾向にあるこの職種だとビジネスに対する理解が疎いケースが多い。しかしながら開発者が分からなくとも社内の営業やディレクターがしっかりと理解し、正しく社内でコミュニケーションを取れればよいのである。

多少の語弊があることを前提に言うと、システム開発会社が「システムを作ること」を念頭に置いたシステムは殆ど付加価値が無いと言ってよいと思う。星の数ほどあるシステム開発会社が生み出すウェブサイトの殆どが使われないサイトとして消えていく状況を見れば明らかである。真のクライアントニーズを汲み取った上で、「流行るシステムを創ること」これが重要。もっと言うとそのシステムでクライアントビジネスが真の成功を得られる状態に仕上げること、この考え方がシステム開発会社に浸透すればさらに市場は促進されていくと考える。

代表取締役 森下洋次郎

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