目標と目的の違い

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バズーでは前回ブログでもお伝えしたが、毎月の目標管理シート作成を社員に義務付けている。会社の全体予算から、事業部予算、個人予算に落とし込んだ上で、それを達成する為に、各社員に自分のタスクや目標をコミットしてもらうことが目的である。今日はその各項目を大公開。

Communication・・・社内ではコミュニケーションを重視しているが、個人レベルで落とし込んだ時にどのようなコミュニケーション目標を立てるのかを測る指標
Management・・・上長クラスだけが該当になるが、マネジメント能力を測る指標
Works・・・これは各人のタスクを記す。どの企業もこのレベルはやっていると思われる。
Skill・・・これは仕事と連動した方がなおよいが、そうでない場合でも個人として高められる資格やスキルを計測する指標
Professional・・・一般的なプロフェッショナル概念はあるが、バズーで大切にしているプロフェッショナルの考え方があり、それに向かってどのような取り組みをするのかを測る指標
Culture・・・バズーの企業文化に対して、個人としてどのように貢献するかを測る指標

この上記6項目を3段階に採点し、四半期ごとに評価制度へ反映することを行っている。担当者がコミットメントを宣言し、上長がレビューする。各項目が具体的に文書化されていることを重要視している。100%全員が満足いく評価制度を実現することは難しいが、極力この各工程を具体的に数値化し、定量的に判断できるように評価制度を組んでいることがバズー流と言えると思う。

項目を見て、おわかりの方もいるかもしれないが、意外と日々のタスク以外にも評価へつながる指標を付けていることが特徴である。これは私自身の拘りでもある。タスクだけに追われると、単に個人事業主の集合体になっていく傾向もあり、ベンチャーならではのチームワークや連携プレーによるブレークスルーが起こしづらい。少数精鋭の効率経営を重視する今の当社のステージには個人力、総合力をともに伸ばせる仕組みが重要との判断である。

7月も月末が近づいてることから、各人が来月の目標シートを記述しているにあたり、今朝の朝礼では「目標」と「目的」の違いを簡単に説明した。時間がなかったので簡易的な説明に終始してしまったため、ブログで再度リマインド。

【目標とは・・・】
会社の目標に対して、個人レベルに落とし込み、それに対して何を指標にするかを検討出来る指標。(意味合いとしては、組織に対して如何に個人としての貢献を示すかを表す)

【目的とは・・・】
個人が働くにあたって、どんなゴールを目指しているか、何を掴みたいのかを具体化する指標。(意味合いとしては、自分自身の存在意義や、価値観・使命感を表す)

目標シートを記述するにあたり、「目標」を意識することは勿論であるが、「目的」もしっかり検討しながら整理することが重要であることを社員に指示した。当社の場合、もちろんハードワークなケースも多々あるが、その中で「個人としての目的」を意識せずに取り組んでいると、高まる疲労感とともに「何のためにこれをやってるのだろう」という空虚感に襲われるケースが多い。如何なる時も自分が取り組む「働く目的」を意識してやることが継続力のあるプロフェッショナル像を創り上げる重要なファクトであると考えている。

先日、とある社長からこんな話を聞いた。「ベンチャーは山あり谷ありが当たり前である。谷が来た時こそ社員がどんな「目的」でやっているかで真価が問われる。最悪無給でもしっかりとした「目的」がある社員は付いてくるし、そんな社員が多ければ多いほど谷は超えやすい」とのこと。

「無給」はさすがに極端であるが、同じ経営者として決して他人事ではない認識が自身にあることも事実。創業して以来、給与を未払いにしたことは一度も無いが、周囲で聞くとそんな企業は意外と多いことに気づく。一方で「無給でも働いてくれる社員が何人いるか?」と考えた時に、まだまだ自分自信には強い自信がない。

私はトップとして、如何に「目標」と「目的」を明確に持った社員を増やせられるかが今後の人材戦略の課題である。


代表取締役 森下洋次郎


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