昨日は当社サーバーエンジニアと二人でデータセンターに向かって一緒に作業を行った。
(※データセンターとは簡単に言うとウェブサイトを管理するサーバーの保管倉庫のようなものである。)
開発をメインの事業ドメインとする当社は、お客様のサイト制作を受託させて頂く時に、サーバー管理を一緒にやらせて頂くことが多い。その方が予期せぬ事態が発生した時のトラブルシューティングのパフォーマンスが高まり、断然顧客満足度が高いからである。だから当社ではアプリ開発の品質を高めると同等にサーバー管理業務の品質を高めることもSLAで保証している。
今回は、8月末から始まる大型案件で6台のサーバ構成を稼働させる為の搬入・動作確認業務として、データセンターに出向き、作業を遂行した。
こう書くと私があたかも一緒にやった感を少し出してしまったが、当然ながら私には複雑なサーバの知識は大してない。(強がって見たが、専門家からするとほぼ無いといって過言ではないと思われる)
何故、私がそこにいたか?
ただ重いサーバ6台を運ぶことがサーバエンジニアチームだけでは厳しいという社内ヘルプアラートが上がった為、自分の存在感をエンジニアチームでも発揮してやろうという小さな野心からその雑務を社長である私が自ら買って出たという経緯である。
当然ながら難しい作業は彼が全てやってくれるわけであるが、その中で私が如何に彼の役にたてるかが私の命題であった。
データセンターまでの交通事情や搬入にあたってのリードタイムを緻密にシュミレーションするとタクシーより、レンタカー手配の方がコストメリットが高いことから、大型レンタカーを手配。自ら運転し、6台のサーバを壊れないように、慎重に搬入したまでは良かった。(途中重すぎて手がプルプル震えた私の努力を是非読者の皆様にも想像して頂きたい。)
「さらなる私の付加価値を彼に見出してもらいたい」そんな純粋な思いから、搬入後もデータセンター内での細やかな雑務を率先して引き受けようとした。
が、しかし・・・。。それが間違いであったことに後から気づく。
当社のサーバエンジニアを補足説明しておくと個々のスキルは極めて高い。お客様でサーバ知識を持つお客様もたまにいるが、特に彼に関しては、専門的なスキルとパフォーマンスの高さに舌を巻く方は過去にも数えられないぐらいにいたぐらいである。データセンタに入ると、水を得た魚の如く、イキイキとプロフェッショナルな仕事を遂行してしまうのが彼の特徴である。
そんな彼の今回のセットアップ業務の緻密な計画の中で、データセンタ内でちょこまか動こうとする私は明らかに迷惑であろうという空気を、敏感な私は自らの動きを踏み出そうとするほぼ同じタイミングで察知してしまった。
『ここは潔く彼に任せよう。』
自称諸葛孔明ばりの迅速な判断で現場を彼に委ねて私は一人先に戻る決断を下した。またもや強がって見たものの、帰りの車ではまるで「窓際に追いやられた中年サラリーマン」のような気持ちを少し感じてしまったは言うまでもない。
しかしながら我々が追求すべきはいつも顧客満足(=Client Satisfaction)の最大化である。追求する工程の中で私の小さなプライド等は極めてプライオリティーを低く捉えても良い話なわけだ。最終的にはバズーチームで勝利をおさめ、顧客の信頼を勝ち取れば結果問題ないわけである。頼もしい社員を抱えることに自画自賛しながらデータセンターを後にした。
データセンターで自社が動かすサービスを見に行くといろんな発見があるし、なかなか面白い。ネットビジネスをやりながら、意外と動いているサーバを生で見た経験のある方は意外と少ないのではなかろうか?感動屋の私なんかはあの無機質で機械だけが動く環境の中でも自社サービスはここで動いてるんだと感激を覚えてしまう。
当社のデータセンターはプライバシーマークの関係でお見せできないが、データセンターを見せて頂けるソリューション企業も中にはあるようだ。サーバは顧客情報が保管されるある意味もっとも価値の高い無形資産といっても過言ではない。ネット運営をされている方は一度は是非現場を見て頂く事をお勧めする。
代表取締役 森下洋次郎















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