これぞ名経営者なり

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先日テレビでりそな銀行会長の細谷英二さんが特集されていた。

当社ビルの隣にも支店がある同行からは、営業の方からの熱心なアプローチを頂いてた矢先だった為、興味深く拝見させて頂いたところ、いろんな発見があったのでご紹介。

日本の金融界に大打撃をもたらしたアメリカ発の「リーマンショック」の影響で3大メガバンクでさえ巨額赤字に転落する中で、1200億円以上の黒字をたたき出したのがこのりそなホールディングスである。

2003年、経営破たん寸前の危機であった同行の不良債権処理などで積みあがった赤字は約8000億円。2兆円もの公的資金を投入され、市場では「りそなショック」と呼ばれたことは私の記憶にも鮮明に残っている。「だれがやっても再建できない」と言う絶望感の下で、りそなの再建を託されたのが、当時、JR東日本の副社長だった細谷英二さんである。鉄道マンとしての過ごした彼は銀行業務の経験など一切ないに関わらず、「銀行を普通のサービス業に変えよう!」というスローガンで改革を遂行されたらしい。最初は懐疑的だった周囲もこのV字改革の実績を見た後は崇拝しているという。

「どんな業種でも経営には普遍性がある」と語る細谷さんのメッセージにはりそな銀行を再生させた実績に裏付けられた説得力がある。特に印象に残ったのは「経営というのはビジョンや計画など大きな視点が必要な一方で、人や細かいサービス等きめ細かな支店も必要である」とのこと。この意見とても納得した。私で言うところの逆算方式と積み上げ方式の考え方に非常に相通ずる部分を感じた。

逆算方式は先にゴールを決めて、それに到達する為のギャップを分析し、計画を立てて遂行する考え方である。この場合絵の描き方やそれに対するアプローチには緻密な計画が必要となる。一方で積み上げ方式は現状のリソースを元に最低限の業績や見込みを予測しながら経営する考え方である。この時代だと経営者はどうしても後者(=積み上げ方式)の考え方に偏りがちであるが、いろんな株主を巻き込んで経営する場合にはそうも言っていられない。この時代だからこそ逆に逆算方式の考え方が重要だと思う。

大きな絵を描き、夢やロマンを語りながら、連れ添う仲間と共に歩み続けること。お陰さまで最近は業務に追われて忙しい日々を過ごしている。それが故にビジョンを描きコミュニケートする部分に関しては少しおざなりになっている部分があると少々自戒の意味を込めて。

『熱血法人バズー』 
熱血社長 森下洋次郎

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