バズーヒストリー Episode2 事業拡大に伴う成長期

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1期目決算を終えた私は、着々と第三者割当増資の準備を進める。
事業計画書の作成は苦手では無かった為、資料と何故バズーが
資金調達に値するかのストーリーを書きあげ、何度も自分で推敲し、
投資家営業を回った結果、外部資本から投資を受ける話を取りまとめた。

時価総額も短期間で前職と大きな違いない水準での調達に成功し、
自分としては達成感を感じたつもりではいたが、今となってはあの時の
気持ちに実は大きな空虚感があったことは否定しない。

反骨精神を原動力として動く行動パターンの場合、反骨精神が無くなった時
には目標を見失いやすいというのが一般的。私の場合は業務が忙しかった為
これらを考える暇が無かったというのが正確であるが、時価総額や売上等
企業にとってあくまで最終的な結果に囚われ過ぎており、もっと経営者として
大切なコアな部分を軽視して急拡大戦略を取ってきたという大きな過ちが
ここではあったと思っている。

一方で、ファイナンスで軌道に乗った我々は事業面でも専ら拡大傾向を取る。
モバイルソリューション事業で言う所の事業拡大とは至ってシンプルだ。
受注金額を上げていけるような大手企業案件を攻めつづけることを大目標とし
それに伴い人員もどんどん強化し、協力会社のM&A含めた典型的拡大戦略を
取っていくようになる。この時期には私自身も様々な経営者の交流会や
接待含め、トップ営業らしき動きを一番してたんじゃないかと思う。
飛ぶ鳥落とす勢いで受注を決めていき、その成果あって月々に発行する
請求書の数も順調に増え、月次の売上も堅調に推移する。

一時はこの時期に20名近くの人員になったのではなかろうか。
私個人は乗り気ではなかったが、よくありがちな業務拡大に伴う
事務所移転もどきをやったのもこの時期である。

↓この写真はこの時期移転した岩本町の事務所。会議室も3つあり
身の丈に合わず贅沢な事務所であったと考えている。

DSC_0007.JPG

しかしながら、単純に増えたメンバーは、偉大なガバナンスの元に
集ってきたという訳では決してなく、今思えばてんでバラバラのメンバーの
集合体であり、組織も一応はチーム毎に分けていたものの、
単純に大きなカテゴリで仕事を割り振っただけのチーム編成であった為、
当然ながら今思うと大した纏まりも無い。私の経験不足によるマネジメントの
歪はこの時から徐々に表面化してきたと言える。

一方でクライアント業務では、相手が大手になればなるほどスタッフィングも
優秀で、大手と比べると脆弱な教育制度下にいるバズースタッフとでは
当然ながらパフォーマンスのギャップが芽生え始める為、顧客満足度と
いう視点に置くと不十分な案件も増え始める。徐々に業務上のミスが
目立ち始め、この時期お客様にご迷惑お掛けした経緯があった。また、
拡大するクライアントニーズに社内リソースが追い付かず、
メンバーにもこの時期とても負担をかけてしまったことは事実である。
この場をお借りして関連者の皆様には深くお詫びしたい。

バラバラな組織、増え続ける案件、メンバーの疲労、etc・・・
明らかに私を筆頭にした経営陣のマネジメント能力不足に
よって引き起こされる組織の歪をこの時期から徐々に露呈することになる。


Episode1生い立ち

Episode2
事業拡大に伴う成長期

Episode3事業体制の最適化と原点回帰
次回ブログに掲載予定

Episode4
再構築と新規ビジネス

Episode5
今後


『熱血法人バズー』
熱血社長 森下洋次郎

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