モバイル業界の"ジャニーズ事務所"を目指す

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今日の朝礼の「ちょっといい話」では「営業力」についての話だった。「我が社の強みは何か?」というところに議論が及び、「スピード」とか「コスト」と言った意見が多く出た。確かに日々意識をしている要素ではあるが、ちょっと違和感を覚えた私は直ぐに主力プロデューサーを集めて個別会議をしたわけである。打ち合わせでは伝えきれなかった部分もあるのではと思い、このブログ通じて補足しておきたい。主に社内向けに書いたものではあるが、IT、グローバルをキーワードにする企業の方々にとって少しでも参考になればと思う。

もとい。

本来「スピード」や「コスト」と言った要素は企業の競争優位を支える一つの要素ではあるものの、本質とは言えないと思う。そういったカタチあるモノはいつか必ず打ち破られるものだし、絶対的な強みとして掲げるには極めて脆く崩れやすいものと言える。またそこだけに強みを見出すことはいずれ過当競争によって社員を疲弊させることは目に見えており、そうなってしまうとクライアントの感動はおろか最低限の顧客満足すら得られない状態にすらなってしまう。誰も幸せを掴めないこれら要素を第一に捉える方針はあってはならないと私は考える。

では、我が社の強みは何なのか?何を強みとして取り組むべきなのか?答えは全て「人」にある。優秀なプロデューサーがいる、優秀なエンジニアがいる、優秀なデザイナーがいる。こういった「人財」が我が社のプロダクトであり、人財育成に徹底して取り組むことが我が社の強みにさらに磨きをかけると考えている。バズーのHPで人にフォーカスした記事が多いことは彼等をプロダクトとして捉え、ブランドにしていきたい我が社の方針の表れでもあると言える。クライアントの満足や感動を引き起こすのは優れたデザインや優れたシステム等では決してない。本来はそれを作りだしている彼等自身にあるということを我が社のプロデューサー陣は認識して欲しいと考える。

こういう話をすると周囲からは「人に依存し過ぎではないか?」という声が聞こえてきそうである。誤解を恐れずにお伝えすると「属人的なところにこそ永続的競争優位は存在する」と私は考える。この理由は以下の例え話でお分かりいただけるのではなかろうか。

佐藤可士和さんという方がいる。ユニクロやセブンイレブン等のロゴデザインや楽天のオフィスデザインを手がけている広告業界では天才と言われたアートディレクターである。博報堂から独立し現在SAMURAIという会社に所属する彼であるが、名だたる大手企業が何故信用力のある大手広告代理店では無くSAMURAIに仕事を頼むのか?佐藤さんとの対談を柳井社長、鈴木会長、三木谷社長自らが行っている姿から察するに、「佐藤さんだから」「佐藤さんがいるSAMURAIだから」と言った理由が大きいのではなかろうか。これは彼の類まれなる才能及び彼を支えるマネジメントこそがクライアントとの永続的な関係を築いているいい例と言える。

佐藤さんの例を我が社に置き換えて考えてみよう。

我が社の主事業であるモバイルソリューション事業の本質は、「あるべき理想像に向けてクライアントを導いていくこと」にある。自分の出した提案に対してたとえ担当者が満足してもクライアント企業にとって正しい姿かどうかを問うべき姿勢が大事だし、強いては社会からみて正しい姿かを見極められる広い視野が必要だ。だからプロデューサーたるもの常に理想の絵が描けなければならない、ビジョンを語れなくてはならない、未来に向けてクライアントと共に歩み、最大のパートナーとして存在しなければならない。その究極の姿がクライアントから直接指名され、企業の永続的な競争優位に繋がると私は考える。

我が社では先般のブログでもあるように「一流のプロデューサーを創る会社にすること」を目標として掲げている。この最終ゴールは例えて言うと「モバイル業界のジャニーズ事務所を作ること」である。今の我が社はプロデューサー及びそれを支えるエンジニアのお陰で顧客満足の声を徐々に頂けるようになってきた。しかしこの顧客満足という状態は登山で言うと5合目をさしかかった状態に過ぎないと考えている。最終ゴールはジャニーズがファンに対して常に感動を生み続けるように、我が社のプロデューサー陣がクライアントをあるべき未来像に導き感動のゴールを提供し続けることにある。

今の我が社のプロデューサー陣にはその素地とセンスがあると思う。彼等の個々の才能が束なることでシナジーを生み出し、それが組織の力に、強いては企業の競争優位になるように私も全力投球していきたい。


~日本発世界へ 挑戦と冒険に挑むベンチャー企業~
バズー株式会社
代表取締役 森下洋次郎

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