2011年12月アーカイブ

お世話になっているアイパッションさん主催の8社合同説明会に参加した。

このイベントはパッションナビという媒体だけに、熱いベンチャー社長の元で働きたいという学生を母集団としている。
総じて感想としては全体的に皆のんびりし過ぎかなという所感を持った。もっと血眼になって社長にぶつかリ、自分の働く場所を真剣に探す為に、根掘り葉掘り聞き出すぐらいの姿勢を期待したが、意外とパンチが弱いなというのが正直な感想である。

私の意見を述べておこう。

ベンチャー就職を限定して考えてる学生は内定なんてさっさともらってその日からでも働きはじめるべきである。

考えてみるとよい。今の内定を決めて君たちが新卒として迎え入れられるには16ヶ月も先の話になる。この期間に就職活動を続けたり、残りの学生生活を過ごしたり、空いた時間で旅行を楽しんだり等という時間ははっきりいってベンチャー就職を希望する学生にとっては時間の無駄である。そもそもベンチャー就職する時点で社長の身近に身を寄せながら、寝食共にして社長の思考や思想を学び、短期間で自分でも体得出来るようにすべきである。鍛え抜かれた社長のもとで16ヶ月の時間ずっとこの行動を繰り返せば社会人5年目ぐらいと同じレベルのスキルを十分に身につけられる訳である。

そもそもこういった経験こそがベンチャー就職する最たる動機なのではないのだろうか?

しかしながらこの考えは昨今においてはベンチャー就職だけに限った話だけでもないと考えている。

30年後の我が国日本は想像以上にひどい状態が訪れる。生産人口が今よりも格段に減り、現時点で2人が1人の老人や子供を養っているのに対し、30年後には1人が1人を養う時代がやってくる。政治に斬新な手法が期待出来ない状況を鑑みると年金なんて全く期待出来ない訳で、如何に現役時代で稼げる人材になるかがポイントになる。経済成長が全く見込めてない我が国においてこれから生き抜くには、いち早く社会に適応し、稼げるプロフェッショナルを全員が目指すべきだと私は考えている。

最後の合同説明会では私は最初の段階で「すぐに働ける人の方がうちに向いてます」と明確にお伝えしたときの学生達の困った反応を鑑みてこのブログを書いておいた。学業が大事、余暇が大事、そんな人たちはそうしてればよい。少なくともこのブログはベンチャーで働きたいと本気で願う学生に向けてのメッセージだと捉えて頂くと幸いである。

P.S
余談だが、イベント自体の企画は非常に面白く8社対抗で行われる「学生と社長を交えたグループディスカッション対決」において我がチームは見事優勝。
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お題は「各チームの学生が担当社長の人事担当としてキャッチフレーズを考えて、PRしてください」というもの。チームにも恵まれ、60分のディスカッション時間で見事なブレークスルーに成功。結果にも恵まれて、最後に記念撮影。頑張ってくれたチームメートに感謝。
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久しぶりの更新である。

今日は私が大事にしている価値観について話をしてみよう。

2013年卒の採用解禁され、当社でも説明会をほぼ毎週行っている。毎月100名以上の学生と触れ合う中で気づくのが、際立つ学生には「大事な時に120%の能力を発揮出来るタイプ」が多いということである。

例えば先般行った説明会で当社の事業戦略を説明する前に「戦略とは何か?」と私が突然質問を投げかけたところ、多くの人が「作戦」や「戦い方」など単語で答える中、「勝負事で必ず勝つ為の術(すべ)では無いでしょうか?」と切れ味抜群に答えてくれた学生(ここでは仮にS君とする)がいた。緊張感溢れる会場で異才を放ったS君はその後のグループディスカッションでも皆からの指示を集め最も高い評価を得たことはご想像の通りである。言葉の定義ひとつで、自分の人生が劇的に変化する事を彼が理解してるのは勿論だが、それ以上に彼には全員の前で発表する時(=大事な時)に120%の力を発揮出来る能力を備えていたのだと言える。

私は経営者としてS君のような学生を合理的な判断は勿論の事、直感的にもそういうタイプの人と共に人生を歩みたいと思っている。恐らく人生の多くのシーンでこの能力の有無によって物事を判断される事が多く、その結果として大きな差がついてしまうケースが多い。つまり誰しもがこの能力を身に付けておくべきであると言えるであろう。

では120%の力を発揮する力はどのように身につければよいのだろうか?

ポイントはずばり「覚悟を決める」ということ。
勝負時に覚悟を決め、勝利に向けて全ての力を出し切ることである。

「覚悟を決める」とはどういうことか?

火事場の馬鹿力を例に説明しよう。

例えばアナタが明らかに強そうなチンピラ5人組に遭遇したとする。周囲はもう暗く人通りの少ない通りの為、逃げ道はない。謝っても通用しなそうな相手なもんだから状況としてはやるかやられるかの2択しかない。この時「明らかに自分よりも強そうだな」とか「怪我したらどうしよう」などのことを変に懸念して戦いに挑むよりは、後先全く考えず「もうどうなっても構わない」と覚悟を決めて戦いに挑んだ方が普通では到底考えられない、あり得ない力(=馬鹿力)を発揮するものだということ。思わぬ馬鹿力によってアナタが強敵に対して勝利する確率が飛躍的に向上するということである。
(※喧嘩は自己責任なので悪しからず。)

先のS君は毎日この火事場の馬鹿力を自然に発揮している訳であり、これが結果として時に「奇跡の力」として成り変わる。平凡な力で過ごす毎日と奇跡の力の連続な毎日のどちらが人生として充実したものになるかは聞く迄も無い事であろう。

しかしながらこういった経験は誰しもが少なからず経験した事があるのではなかろうか?幼い時に他の子を前に先生に褒められて優越感に浸れた時等はまさに近しい体験だと言える。しかし「経験した事がある」ことと今現在大人になっても「経験が習慣化されている」ことの違いはとても大きい。後者になる為にはS君のように先に述べた覚悟の効用を理解し、実践し続ける事である。その結果が「勝負強さ」として形になって現れる。一般的に勝ち組と称される人々にはこの能力が自然と備わっているケースが多い。

個人スキルを皆が120%集まれば自ずと競争原理が働き、さらに全体レベルが向上する。その環境の中で各々は自分がどこまで辿り着けるだろうという際限無きチャレンジを行い続けていけばよい訳である。

私が思うに日本経済はまだまだ捨てたものじゃない。最近よく参加する経営者交流会等では不況を全く感じさせないような力強い経営者がわんさかいる。彼らに共通して言えるのは本番に強い事、勝負時に抜群の力を発揮出来るという超戦闘値の高い男達ならではの共通点である。

個人能力を高めることに多くの人が関心を寄せ、競争原理によって日本経済が底上げされることを願う。


~日本発世界へ 挑戦と冒険に挑むベンチャー企業~
バズー株式会社
代表取締役 森下洋次郎