「社内ベンチャー」 vs 「スタートアップ」

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最近当社では「社内ベンチャー」の一環として
既存事業には一切タッチせず新規事業に専念する
「生み出す事業部」というチームが発足した。

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チーム運営を進めるにあたって幾つかの気づきが
あった為、今回は「社内ベンチャー」vs「スタートアップ」
というテーマで述べてみたい。

当社のようなベンチャー企業にとって
「新規ビジネスの創造」は命題でもあり、
乗り越えるべき大きな壁とも言える。

だからこそ「社内ベンチャー制度」に取り組む企業は
大変多く、上場を果たしたIT企業の中でも
同制度を用いて、ビジネスモデルを変えながら
成長続ける企業はDeNA社を代表として少なく無い。

しかしながら、新規事業の成功確立は極めて低い。
考えに考え抜いた上での戦略でも、
失敗する確率の方がはるかに高い事が新規事業の
大きな壁として立ちはだかる。
まるでその様子は「カテナチオ」の如く。

※カテナチオ:サッカーイタリア代表の
鉄壁ディフェンスのことで"立ちはだかる大きな壁"の事をさす

「カテナチオ」を突破するのは「ファンタジスタ」だ。

※ファンタジスタ:イタリア代表のロベルトバッジョや
デルピエロのような危機を突破出来るスーパープレーヤーの事をさす。

そこで我が社のように企業の内部で取り組む新規事業
(=「社内ベンチャー」)が「ファンタジスタ」として「カテナチオ」
を突破するにはいわゆる「スタートアップ」と根本的な違いを
しっかりと理解した上で戦略構築する必要がある。

ポイントは以下の通り。

【社内ベンチャー】

[メリット]
・担当者は、基本給与を受け取りながらベンチャービジネスにチャレンジ出来る。
・担当者は、(企業との取り決めによるが)成功した時にはそれなりのリターンも見込める
・担当者は、スタートアップするよりも対外的に信用力が高い
・企業は、「社内ベンチャー」の取り組みによるIR及びPR効果が高い
・企業は、既存事業に加えて成功した時のリターンも見込める

[デメリット]
・担当者は、基本給が保証されている為、「スタートアップ」と比べると相対的に切迫感が足りないケースが多い
・担当者は、失敗した時の逃げ道を探し易い
・担当者は、新しい取り組みに対して企業の承認が必要となる為、スピード感が鈍化するケースがある
・企業は、失敗した時のダメージが大きい
・企業は、(担当者との取り決めによるが)事業成功したときに独立され易い

→(ポイント)
「社内ベンチャー」に取り組む場合は
企業と担当者とのルール決め、事業計画、
目標設定の共有、強い信頼関係が不可欠。
また担当者のモチベーション管理や
「スタートアップ」には出来ないような
事業シナジーによるスケールに注力してく事も
差別化及び成功のポイントである。

【スタートアップ】

[メリット]
・担当者は、成功するも失敗するも自分の責任、
つまりハイリスクハイリターンである。
・担当者は、誰の承認を経ることなく、スピーディーな意思決定が可能

[デメリット]
・担当者は、当面の生活リスクを背負う。
・担当者は、対外的に信用が無い
・担当者は、資金力が無いため、ビジネスを立ち上げても
模倣され易く、追い越され易い。

→(ポイント)
目先のキャッシュに目をくらます事無く
当面の資金を確保する為の、事業収益確保
もしくは外部資金の調達を計画的に行う事。
自分たちにしか出来ないサービス追求がマスト。

「生み出す事業部」が出来た当社はいま、
創業以来のかつてない活気に満ち溢れている。

激動の世の中に一席を投じれるような
サービスを生み出せるよう尽力してきたい。

世のため、人のため、バズーを取り巻く全ての人々の為に

Go to next Stage!!

三田慶大前で働く熱血社長ブログ

バズー株式会社
代表取締役 森下 洋次郎

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