入社式で話した2つの話し

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入社式では私から新卒メンバーに対して
2つの話しをさせてもらった。

不在メンバーもいたので概要を説明しよう。


①会社には責任があるということ


先般、私の友人が引っ越すとのことで、
都内の「格安引越便」に引越を依頼したらしい。

ところが引越当日に予期せぬ事態が発生する。

友人の先約である午前便のトラック運転中に
大事故にあってしまい、車は全損、3名は
急遽入院になってしまったとのこと。

まるで某格安高速バス会社の大惨事を
彷彿させる事故である。

「格安」を売りにしている業者だけあって
スタッフ体制は充実しておらず、急遽友人宅には
他の提携先の引越スタッフがかき集められ
大変時間が遅れる中、深夜まで及ぶ引越業務が
進められたらしい。

時間が遅れ深夜まで付き合わされて友人、
急遽代打の引越で疲れ果てた他社の引越スタッフ、
不慮の事故に巻き込まれ大惨事にあった格安便のスタッフ、
私は事故現場を見ていないので定かではないが、
想像するに誰が悪い訳でも決して無い。

はっきり言える事は全ての責任は、
「格安引越便の経営者にあるということ」である。

ここの経営者には友人からの損失補填、
提携先の引越会社からの超過請求、
自己に巻き込まれたご家族等からの損害賠償等
これから計り知れない辛い状況になることであろう。

同じ経営している人間として全く他人事とは
思えない話しである。

経営するということには
利益追求や社会貢献を目的とする事が多いが
当然ながら様々な不足な事態は頻発するし、
それに伴う「責任」が発生する。

「責任」に中途半端な気持ちで付き合えば
何かあった時に潰されるし、かといって
「責任」を恐れてチャレンジしないと大成しない。

「責任」とどうやって上手く付き合うかが
経営者としての力量である。

そこで重要なのは
「判断することであり、決める勇気を持つという事」
という事である。

全員経営を掲げるバズーでは
新卒の時点から数多くの経営判断の機会に
参加してもらう事を推奨している。

沢山の判断経験を積んでもらい、
将来的に大きな人間になって欲しいという話しが一つ目。


②これからは「価値」の時代


今回起こった事件を友人からよく聞くと
これからの時代が「価値思考」の時代になってきた
象徴的なトピックではないかと思う。

そもそも友人が引越業者を選定するにあたって
数社見積りを取った所、以前の引越では
10万前後の見積りだったのが、
引越価格が高騰してる事を受け、30万ぐらいに跳ね上がっており、
なかには50万の見積りもあったらしい。
(世間では引越や建築現場等日雇い労働者の
確保がかなり困難になっているらしい。)

唯一今回登場した「格安引越便会社」の
見積りのみが15万であった為、依頼したとのこと。

ところがその友人は「安さ」を売りにした事を受けた
影を幾つか現場で垣間みる事になる

友人が見た事象は以下の通りだ。

・「提携先の引越会社」スタッフが現場を見た所、
「格安引越便会社」が当初見積もって選定した
トラックでは荷量がどう考えても足りておらず、
仮に事故が起こっていなかったとしても現場は混乱
状態に陥った事は間違いなかったこと

・「格安引越便会社」に事前の段取り連絡をするも、
電話に誰も出なかったり、出ても対応が至って悪いこと

・深夜に強力に駆けつけてくれた「提携先の引越会社」
は身なりも挨拶もキチンとしているのに関わらず
「格安引越便会社」は至ってラフな姿であったこと。
※おまけに「提携先の引越会社は」自宅に入る際に
靴下を新しいものに履き替えるまでの徹底ぶり

・「格安引越便会社」で代打に来たスタッフは
そもそも引越に必要な「養生」を持ち合わしていなかったこと
※これは代打の「提携先の引越会社」が対応したらしい。

・「格安引越便会社」のスタッフはモノを運ぶ事を
主目的にしている事に対して、「提携先の引越会社」
のスタッフはモノをどこに運ぶと友人が満足するかを
常に意識し、「顧客満足」を主目的にしていること

ちなみにこの「提携先の引越会社」は
当初50万の見積りを出してきて友人が一度は断った
大手引越会社だという。

営業的にあるいみこの「提携先の引越会社」は
一度は高値で顧客を失ったものの
ひょんな機会に顧客と再会し、「ブランド」と言う
価値を残した
と言える。

一方で「安かろう」を売りにした「格安引越便会社」は
予期せぬ事故により、関連者に多くの損害補填を
余儀なくされたことに加え、
肝心の顧客満足も残せなかったことになる。

我々のサービスがどうあるべきかを
見事に示してくれた事例であり、
この上で「自分たちの価値は何か?」
「高くても売れるにはどのように取り組むべきか?」
を意識したプロな仕事をして欲しいという話しが2点目である。

新規事業の創造を大目標においた弊社の取り組みには
こういった経営者としての責任感、価値思考の人物
育成が不可欠である。

新たな私自身の決意と共に、これからの新卒の大活躍に期待したい。


「生きる力を身につけた人財を育成し、文明社会に貢献する会社を創る」

バズー株式会社
代表取締役 森下 洋次郎

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