学生からよくある就職相談

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先日とある学生からこんな質問を受けた。


「就職活動で色んなベンチャー企業の説明会に行ってますが、
幾たびに弊社は成長してますって皆言うのですが本当でしょうか?」

なるほど。説明会たるもの企業にとって学生確保のチャンスだから
皆そういうのはよくわかる。私の答えはこうである。


「それは恐らく本当でしょう。但しその企業にとって
何をもって「成長」と言ってるのかを気極める視点が重要でしょう。」


企業にとっての「成長」は色んな種類がある。

・売上が伸びていること
・利益が伸びていること
・従業員数が伸びていること
・従業員給与が増えていること

学生は表面的な情報に左右され易い為、上記指標を見た時に錯覚に陥り易いが、
厳密に言うとビジネスモデルによっては、以下のような指標が重要だったりもする。

・売上高利益率
・流動比率
・ROA, ROE
・在庫回転率
・PES

etc...


詳しくは「財務諸表分析」などでググってもらうとして、
ここで重要なことは、企業の成長を判断するには様々な指標があること
そして、
そこで語られた「成長指標」はその企業にとって重要なものか?」ということだ。


これはビジネス的に「経済構造」とも言われており、
そのビジネスが儲かるか、儲からないかを決定している
最も大きな要因は何かということ
である。


しかしながら「経済構造」まで学生が知ることは難しい。

これには財務から始まる基礎知識及び企業をパッと見た時や
インタビューした時に瞬時に評価出来る実践力の併せ技が必要だからだ。

プロでさえ見極めることが難しい「経済構造」を
座学しか学んで来なかった学生が理解するのは諦めてもらった方がよいかもしれない。

ではそれが気になる学生諸君はどのようにして判断すれば良いか?

ある程度仮説思考のフレームワークを心得ている人ならば
説明会を通じて気になった点をどんどん質問すれば良い。
「説明会でなく、質問会」と捉えて、担当者が答えを窮するぐらいが
いいだろうし、その際にはトップに質問するぐらいの気概があった方が良い。

ここまでイケるヒトはまあ問題なくどこでも内定もらえるだろうが、
多くの学生はそのスキルは難しいだろう。

私のオススメは、


「フィーリングで選びましょう」

ということである。

人を見たり会社の雰囲気を見て、自分が合うか合わないかを見極めることである。
ビジネスを見極めることは難しくても、人間を見極めることや
自分に合うかどうかを判断するチカラは学生限らず誰しもが身につけているチカラだと思う。


恋愛で「この人だったら騙されてもいい」と思える人と
付き合ってしまうのと同じように、企業もそのようにして
判断した方が、全てが自己責任ということで、
万が一失敗した時にでも納得感があることだろう。


ちなみにこの「経済構造」が学べるところはどこかというと、
経営コンサルやVC等と思われがちだがこれらの業種では決して本質は学べない。
経営経験のない人が幾らビジネスを語った所で、説得力は産まれないからである。

元コンサルとしての私の見解はまた別トピックで語らせてもらうこととする。

「生きる力を身につけた人財を育成し、文明社会に貢献する会社を創る」

バズー株式会社
代表取締役 森下 洋次郎

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